- 2010-07-26 (月) 17:59
- プラソン
プラソンは「マル哲」と書かれた地図を手に入れた。その地図にはこの哲学堂公園の中に
ある様々な建物の解説が載っており、順路に沿って各建物を巡れるようになっているのだ。
入口の「真理界」の門から入っていくと、程なくしてもう一つの門に行き当たる。その門
の名は「哲理門」。またの名を「妖怪門」と言い、左右の祠に天狗と幽霊がいて、天狗が物
質界、幽霊が精神界の不可思議の象徴になっているのだそうだ。
天狗と幽霊を対比させるというのはユニークといえるが、なんだか奇妙な感じもする。が、
プラソンはそこで、高尾山では天狗が名物の高尾そばを食べている、という話を思い出し、
それなら同じ麺類だからラーメンも好きなのだろうかと考え、天狗に問いかけてみた。
「なぜ、あのラーメン屋は営業停止になったのだ?」
プラソンの声が公園内にこだまする。まるで山彦のようだ。都会の真中にある公園ではあ
るが、確かに「哲学堂」の名に相応しく、何か異界の香りがする空間だ。
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